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2021-10

侘(わび)しい茶 - 2021.10.24 Sun

最近、この骨董ブログも、茶道ブログになりつつあります。

つい先日も、友人から、

「●●さんって、一体、どこに向かっているんですか?」

と言われました。

正直、私にも分かりません。(笑)
(本当に、迷える子羊です。。。)


そんな訳で、今日も、元気に茶道ネタ。

茶の湯者とは、唐物を持ち、目利きで、茶の湯上手、
茶の湯の師匠であり、四畳半の茶室も持つ人のこと。

名人とは、唐物を持ち、目利きであり、茶の湯も上手、
しかも新しい発想があって、志すが深く、茶室は当然四畳半。

そして、侘数寄とは、唐物を持たないが、新しい発想があり、
三畳の小間の茶室を持つ人のこと。

(目利き、茶の湯の上手であるかは不問)

という分け方ができるのだそうです。


室町時代、中国からもたらされた名品(唐物)が、
お茶を点てる道具として、珍重されていました。

ただ、唐物は、大変高価なため、誰もが持つことができない。

そこで、唐物ではなく、高麗の雑器や日本の陶器を使うようになり、
名品の茶道具がなくて、侘(わび)しいというのが、侘茶と言われるようになった
という説の一つがあるそうです。


侘び茶とは、唐物を買えない言ってみれば、貧乏人が、
試行錯誤の下、たどり着いた道とも言えるのかもしれません。
(また、誰もがお茶ができるようにと。)


確かに、当時、茶の湯において、道具は非常に大事な要素でした!

みんなが、コレクターで、狂乱して買い求めていきました。
(まるで、現代における現代アートのようです。)

お金がない時は、試行錯誤でカバーする。
(まさに、今の私のようです。)


だから、高い茶道具を追い求め、見せびらかし合うのでは、
室町時代にやっていた唐物と同じになっていまい、利休さんが
たどり着いた侘び茶の精神とは異なってしまいます。


高い道具が買えないのであれば、試行錯誤で補う。

一番大事なのは、相手を感動させようとする心意気なのだと思います。



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目白コレクション(2021年秋) - 2021.10.24 Sun

秋晴れの良い天気だった昨日、目白コレクションに行ってきました。

目白コレクションは、骨董の催事の中で、私が一番気に入っているものです。

高クオリティーの作品が多いのに、値段もそこまで高くない。

毎回、参加すると、何点かは、気になるものが見つかります。


今回も、個人的に気になるものが2,3点ありましたが、
予算の関係とこれ以上、増やすのもためらわれ、見送りました。。



いつも以上に人で賑わい、やはり、みんな、
コロナが終息するのを待っていたのだなと思いました。

本日も、開催なので、興味がある人は、是非、目白コレクションへ!


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師の存在 - 2021.10.23 Sat

目標となるべき師の存在が必要。

とよく聞きますが、正直、そんな人はいないし、
いなくてもいいのでは?と思っていました。
(これまで影響を受けた人や尊敬すべき人はいましたが。)

でも、今年の夏、京都でお茶の修行をして、1週間ほど、
先生と暮らすうちに、色々な話や生き方を見れて、
私自身、大きな影響を受けました。


稽古中は、怒られることも多く、たまに、理不尽だなと思う事もありました。

ただ、稽古以外は優しくもあり、また、夜遅くまで書き物や仕事をしていたり、
一番遅くまで働いているのには、頭が下がるばかりでした。

私は、稽古で結構クタクタなのに、80歳の先生は、疲れた様子もありません。。

そんな姿を見ていると、憧れてしまうと同時に、明確な目指すべき存在となりました。

やはり、素晴らしい人に触れ、その後姿を見ることで、
人は、成長していくことができるように思います。


おそらく、昔は、多くの人格者や達人と呼ばれる人がいたのでしょうが、
昨今、なかなか出会う機会も少なくなったのかもしれません。


少し前、同僚のフランス人Mが夜、呑んだくれた日本人女性(20代)が、
空き缶を公園に投げ捨てているのを見て、びっくりしたと話していました。


これは、その人の問題でもありますが、その前の世代がしっかりしていないため、
目指すべき人がいなかったということもできるでしょう。。


また、師となる存在は、人でなくてもいい気もします。

骨董品も、ガラクタをたくさん集めるより、一つの名品があるだけで、
自分自身の目が肥えていきます。

それが、自分自身の一つの基準になるからです。


自分自身が大きく成長していくためには、憧れ、尊敬できる
素晴らしい人や物に囲まれるという環境が必要なのだと思います。




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これからの世界。(日本) - 2021.10.22 Fri

これからの世界。特に、日本は、どうなっていくのだろうか?

今は、コロナで大きく状況が変わりましたが、外国人が日本に
注目するという流れは、依然として変わってこないと思ってます。

私は、10年近く、フランス人向けの仕事をしています。

10年以上前は、フランスという先進国でさえ、日本という国は、
彼らの中では、極東に過ぎず、変な日本のイメージを持っていました。

でも、ネットが普及し、特に、アニメなどの日本文化のおかげで、
多くの人が日本に興味を持つとともに、2010年頃、日本政府が、
観光大国を目指したことで、驚異的に観光客が増えていきました。


訪日外国人訪問者(2021年

確か、2015年頃から、「爆買」「民泊」という言葉がメディアに登場し、
多くの企業が、外国人観光客向けへのビジネスに興味を持ち始めたのでした。

(私が、起業した2011年頃は、ほとんどの企業が、関心を持っていませんでしたが。。)

そして、ピークは、2020年にオリンピック開催されると決まり、
これに向けて、一気に加速していきました。


それが、2020年のコロナの登場で、オリンピック需要を狙っていた会社は、
一気に、谷に突き落とされたというのが、今の状況です。



ただ、コロナという要素が出ましたが、長期的に見れば、
いずれ、外国人観光客は必ず戻ってくるでしょう。

(2011年の原発問題のほうが、外国人にとっては、大きな問題でした。)


日本に来るフランス人に毎回、尋ねると、日本の魅力は、

・治安の良さ
・清潔さ
・現代と伝統の融合


だと、ほとんどの人が答えます。


年々、海外は、紛争や治安の悪化で行ける国が少なくなっている中、
日本は、大きなポテンシャルを持っている国です。


次に、日本人目線で見てみると、

正直、かなり暗い未来が待ってます。。。

・高齢化社会
・もう何年も上がっていない給料。(世界的に見てもおかしい。。。)
・なのに、上がる一方の税金


暮らし向きは、どんどん厳しくなっていくことでしょう。

さらに、最近は、円安も進んでいるそうで、日本人の購買意欲が下がる一方で、
外国人からしたら、日本は、安い国になってきます。


フランスなどでは、ランチ代、平気で1300円は越えてきます。
でも、日本は、吉野家だと、380円で食事もできますし、お店でも800円位です。

日本は、世界第3の経済大国ではなく、どんどん貧しくなってきており、
さらに、貧しくなっていくという事実に目を向ける必要があります。


日本が根本的に変わるかしなければ、どうしようもありません。
(日本政府が変わらなければ、せめて、自分だけでも変わらないといけないです。)


一方で、こんな乱れた世界だからこそ、日本の伝統
(伝統工芸品、骨董、日本建築、神道、禅、茶道、生け花、武道など)、
外国人(また、日本人自身)が、注目する時代が来ると思ってます。

(日本食は、この10年で大きく注目されました。)

私のお客さんのフランス人の一人、日本に来てから、
なんと禅寺に3年間修行し、禅僧になってしまった人もいます。

(つい最近、フランスの大手新聞「ル・モンド」で彼のことが記事になっていてびっくりしました!)

Le monde(Clement san)
Le monde 紙 オンライン版

消えつつある日本の優位点ではありますが、昔の人が残してくれた遺産
(伝統工芸、建築物、古美術、武道、伝統芸能)が、今の我々を助けてくれる
キーになると思います。




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小さなお店は、超巨大企業に飲み込まれていくのか? - 2021.10.21 Thu

近年、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)と呼ばれる大企業が、
勢力を拡大し、中小企業の仕事をどんどん奪ってきています。



例えば、骨董業界も、これまでの店舗からヤフオクのような
ネットでの個人売買が増えてきています。(私も愛用者)


小売業界も、Amazonや楽天のようなネット販売。
人材紹介業界も、LinkedInのような海外プラットフォーム。
宿泊業界は、Airbnbの台頭。
旅行代理店などは、Expediaなどの予約サイト。


果たして、小さな会社は、今後、淘汰されていくのだろうか?

私も、人ごとではないので、考えてみることにしました。

考えていく上で、骨董が私にとって、一番身近なので、分析してみようと思います。


まず、ヤフオク。

私は、結構、使っており、また、見るだけでも楽しいです。
(下手な骨董市よりも、良い物があります。)

ただ、一番の問題は、真贋の不安が常につきまとうということです。

安いものなら、問題はないのでしょうが、高い品を買うとなると、
やはり、信頼がおける古美術商で買ったほうがいいのです。。


将来、ヤフオクがAIを搭載し、AIがある程度、鑑定結果を出すまでいけば、
やばいことになるかもしれませんが、これはなかなか難しいかと思います。

あと、いつの時代にも、人は、人とのふれあいを求めているものです。
(私が、古いタイプの人間なだけなのかもしれませんが。。。)

Youtubeで何かを勉強することも無料でできますが、
やはり、直接、人から教えてもらったほうが身につきます。

例えば、私が、今習っている茶道も、Youtubeで学ぶことができますが、
先生に怒られたり、緊張したりして学ぶことで上達できます。

でも、Youtubeでは、それがありません。


おそらく、専門性のないビジネスは、GAFAなどに取って代わられてしまう危険性が
大きいのですが、ニッチなビジネス、また、専門性や特殊性が高いビジネス、
人と交流することが重視されるビジネスは、まだまだ安泰のような気がします。


これから、求められるのは、そういう特化したビジネスモデル。


Amazonのおかげ?で随分、本屋で本を買うことがなくなってしまったが、
もし骨董や美術に特化した本屋があれば面白いかもしれない。


例えば、骨董やアートの新書だけではなく、オークションのカタログや
海外のアート関係の本やあまり有名でない芸術家の本のみならず、
美術館のチケットを販売したり、子供向けのアート教室や
たまに、若手アーティストや専門家の対談などがある本屋があると、
生き残れる可能性が高まるのでは?と思ったりしてみます。

さらに、アート好きが集まる拠点になれば、広告費を払っても、
カタログや商品を置かせてくれというところも出てくるかもしれません。
(勝手な思いつきと妄想ですが。(笑)


とにかく、とことん特化することこそが、
生き残るための道なのではないかと考えています。




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引き際が肝心。 - 2021.10.20 Wed

昨日、同僚のフランス人Mが、アニメ化もされている
私の大好きな小説のことを訪ねてきました。


当然、私は、知っているし、絶対、オススメだと強く言いました。

この小説家T、私が、中学生、高校時代には、素晴らしい作品を書いていました。

ただ、ここ最近の作品は、正直見るに堪えないです。

昔は、文才豊かで、微妙な言葉の使い方が上手く、
多くの登場人物が生き生きと細かく書かれていました。。


今の作品は、別の作家が書いているのでは?と思えるほどです。


そんなことをMに話すと、Mも同じことを考えていたようで、
1990年代の偉大なゲームを作った日本人クリエーター。


最近、クラウドファンディングでお金を集めて、ゲームを作ったらしいですが、
その品質が非常に悪く世界中のファンから非難轟々らしいです。

私は、歳を取ってしまって、能力がなくなったのでは?とも思っていましたが、
Mは、才能より、熱意がなくなった。お金のために駄作を分かって出している。


と考えているようです。
(確かに、一理あります。)


この話から、引き際というのも大事だなと思いました。

今、やっている仕事も、もしかすると、10年、20年後には、飽きが来ているかもしれません。

そんな時は、お金のためにやるのではなく、
潔く辞めるという選択肢もありなのではないでしょうか?


そして、また別の道を進むというのも良いのかもしれません。

Mも私も、もしそういう時が来たら、潔くよくありたいと話し合うのでした。



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東京美術倶楽部 特別展(2021年) - 2021.10.16 Sat

今日、2年に一回、東京美術倶楽部で開催される特別展に行ってきました。

特別展2021(東美)

この催事は、いろんな催事の中でも、
一番と言ってもいいほどクオリティーが高いです。



ちなみに、今日、朝11時から行こうと思い、準備していたところ、
名古屋に住んでいる私の知り合いSさんからメールがありました。


「急に行くことにしたので、一緒にどうですか?」との誘いでした。


Sさん、招待券を持っているとのこと。
(当日、買うと、3000円もするので、私としては嬉しい限りです。)

Sさんと11時30分に合流し、1時間30分ほど見て回りました。


さすが、特別展と言うだけあり、品も一流、値段も一流。

特別展2021(東美)

平均300万円くらいの品ばかりが並び、高いものだと、
5000万円の織部焼や8000万円の掛け軸などがありました。

(おそらく、億超えの物もあったはずです。)

さすがに、こうも高いと、諦めがつくというもの。(笑)

目の肥やしがてら見て回りました。


私の注目を引いたのは、やはり、古代のもの(彫刻系)

壺中居の中国の北魏などの像は、素晴らしかった。
(殆どが売却済み!)

あと、藤原期の女神像も素晴らしかった。
(これも、売却済み)


数百万するものでも、結構、売却済みのシールが貼られていたことにびっくりです!
(やはり、あるところにはあるのですね。。。)


茶道具系は、数百万の値段がついていましたが、
数十万と数百万の違いがいまだによく分からず。。


一休宗純の掛け軸もありましたが、これもあまり良さが分からず。。

(すみません。一休さん。。)

やはり、掛け軸や道具系は、私は、見る目があまりない。。。


ただ、良い品ばかりです。

特別展2021(東美)

明日まで開催なので、是非、興味がある人は参加してみてください!


ちなみに、茶道具類にハマっているというSさんは、1時間30分見た後、
そのままとんぼ返りで新幹線で名古屋に帰っていきました。


私には、出来ない芸当です。


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