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2017-10

私が、ガンダーラに惹かれる理由 - 2017.09.03 Sun

ブログ内で、何度か私が、ガンダーラに惹かれる理由を書いてきましたが、
ここでもう一度、まとめておこうと思います。


私自身、古代オリエント(エジプト、ギリシャ、バビロニア)などの歴史が大好きです。

そして、東西文化の融合を目指したアレクサンダー大王が好きです。

アレクサンダー大王が、東方遠征の途上、いくつかのギリシャ植民地を作り、
アレクサンダー大王亡き後も、その地に残り、独自の文化を発展させていきました。

その内の1つが、ガンダーラで、この地で、ギリシャ美術と現地の美術が混ざり、
生まれたのが、ガンダーラ美術です。


ガンダーラ

このガンダーラ美術を通じて、仏教の仏像が1世紀頃に生まれた訳でもあります。
(それ以前は、お釈迦様を偶像崇拝することは禁じられていました。)

今、日本人が信仰している仏像の原型は、このガンダーラの地で生まれ、
中国、韓国を経ていきながら、少しずつ姿を変えて日本にやって来ました。


だから、日本にもガンダーラ美術のコレクターはたくさんいます。

ただ、多くのコレクターが求めるものは、ガンダーラの仏像です。

昨日、伺った古美術商のSさんも、10人いたら7人が求めるものを仕入れる。
なぜなら、自分は古美術商なので、売れないと意味が無いからと話してました。

だから、私が求めるようなものはあまり扱っていないと言われました。
(私が、求めているのは、ガンダーラ美術なのですが、ギリシャ美術が色よく残るものです。)

私の嗜好は、普通のコレクターとは、ちょっと違います。ひねくれてます。
古美術商の人からも、変わっているねと言われます。(笑)


でも、だからこそ、個人的に、言いたいことがあり、今回のブログを書くことにしました!

さて、視点を変えて、ヨーロッパで非常に人気があるのは、ギリシャです。

何と言っても、彼らの源流は、ギリシャ美術。


古代ギリシャは、芸術、哲学、科学などあらゆる分野で当時、最先端を言ってました!

以前、ブログ内で、古代ギリシャの恐るべき科学技術。 という記事を書きましたが、
私の中での古代ギリシャに対する考え、世界観が変わりました。


当然、古代ギリシャの美術品は、ヨーロッパ人の垂涎の的で、
価格的に買えるものではありません。。。。

ギリシャ美術を継承するローマ美術も、また同様に人気があります。


でも、少し待ってください。

ギリシャ美術を継承した美術と考えるのであれば、ガンダーラ美術はどうなのでしょうか?

私が、ガンダーラ美術に惹かれたのは、このギリシャ美術の面影を残しつつ、
かつ、アジアの芸術を取り込み、独自に発達したものに惹かれたからです。

アトラス像
ガンダーラのアトラス像

ギリシャ美術と違い、荒々しく、男らしい。(ガンダーラ仏は、例外ですが。。)

私的には、ローマ美術より、ガンダーラ美術。

ヨーロッパとアジアの美術の原点がここにあるような気がします。

もし、まだ、あまり評価されていないのであれば、買い時だと思ってます。


ちなみに、ガンダーラ美術の第一人者の栗田功さん。

「ローマ美術はギリシャ美術のコピーです。しかし、ガンダーラは
ギリシャ的美術を借りてはじまったにせよ、独自の仏教世界を表現しました。

従って、コピー的要素は少なく、独自の世界をもっています。

すなわち独創性に満ちています。近年その点が理解されはじめ、
ローマ美術に勝るとも劣らないという評価を世界で受けはじめています。」
栗田功さんのブログより抜粋)


は、私の考えを後押ししてくれます。(営業トークかもしれませんが。)


また、日本で最初にオリエント関連の古美術を扱い始めた
石黒孝次郎氏の著書「古く美しきものを求めて」の中で、ガンダーラ美術は
どれも同じ感じがして好きではなかったが、ある時、それだけではないと気づき、
好きになったという一文がありました。


私は、これを勝手にガンダーラ美術は、仏像だけではなく、他にも色々な種類の
ガンダーラがあることに気づいた。(アトラス像やヘラクレス像などのギリシャ風彫刻)
と、解釈してます。(笑)

そんなこんなで、私自身のガンダーラに対する想いと同じような
嗜好のコレクターが増えてくれればなと思い、書きました。

コレクターが増えるのは、美術界全体にとっても良いことですし、私自身も嬉しいです。

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