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2017-10

明治時代の偉大な骨董収集家達。(井上馨、鈍翁、藤田伝三郎) - 2017.08.30 Wed

今読んでいる本は、これ。


幻の五大美術館と明治の実業家たち (著:中野明)

明治時代の実業家が、どれだけ骨董にハマり、また、そのことが、
日本の美術品を海外に流出したのを防ぐことに貢献したかがよく分かります。

今では、彼らのような豪快な実業家が減り、小ぶりになってしまったかと思いますが、
彼らが骨董に魅了され、人間味溢れる書き方で書かれている良書だと思います!


この本を通じて、明治時代の大物政治家の井上馨が、大の骨董好きで、
良いものがあると、これ頂いていくと骨董品を勝手に持っていっていたので、
明治天皇からも、その行為をたしなめたそうです。

また、井上馨の影響で、千利休以来の大茶人と名高い鈍翁こと、
草創期の日本経済を動かし、三井財閥を支えた実業家の益田孝さんの逸話だとか、
藤田伝三郎、原富太郎、根津嘉一郎など近代日本の経済を動かした大物の話は、
非常に面白いです。


鈍翁
鈍翁こと益田孝

三井財閥を支えた益田孝(鈍翁)の年収が現在の貨幣価格で18億円程度あり、
それからすると1億円の買い物も難しくはなかったという具体的な話もあります。


当時は、国宝級の掛け軸が、1万円(現在の貨幣価値の1億円)で買える時代だったとか。


孔雀明王像

井上馨が所有し、鈍翁が手に入れたがったが、生糸王、原富太郎に持って行かれた
現在国宝の「孔雀明王像」
(詳細は、こちらで見れます。→ e-国宝


骨董の勉強をしはじめて、たまに鈍翁、鈍翁と名前を聞くことがありましたが、
実際にはよく知りませんでした。


鈍翁という名前は、彼が購入した茶器「鈍太郎」に由来していることや、
購入時の値切りがすごかったとか、美術品保管のためのシェルターを作っていたこと、
などなど、骨董好き魂が分かる話が盛り沢山です。


しかし、骨董好きなだけでなく、彼らが、今の日本を作り上げた立役者でもある事実。


今は、政治家にしても実業家にしても、収集家にしても、いなくなってしまったなという
寂しく思います。。。。。

骨董を愛し、同時に、経済にも貢献できるようになりたいものです。
(骨董収集=お金がかかる行為=仕事を頑張る=日本経済のプラス。)


骨董好きの方には、オススメの本ですので、読んでみてください♪

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