topimage

2018-06

世界最大級の現代アートフェアー、アート・バーゼル2018にやって来た! - 2018.06.16 Sat

スイス北西部の都市バーゼルで毎年6月に開催される
世界最大級の現代アートフェアー、アート・バーゼルに来ています。


アートバーゼル2018

アートバーゼル2018

世界中から富裕層、コレクター、投資家が一斉に集まり、
世界中から厳選されたアートギャラリーが集うアートの祭典。

(出品作家数4千人、来場者7万人を数えるそうです(2013年)。

今年は、6月14日から17日の4日間。

以前から一度、見てみたいと思ってましたが、去年は仕事が忙しく、
という言い訳で行きませんでしたが、今年は、無理して3泊4日間で
参加することにしました。

(今年は、年初のブログに書いたように、感動する年にするのです!)


昨日、スイスに到着し、今朝11時のオープンから19時の閉館までずーと見て回りました。

世界最大のアートフェアということだけあり、
量、質ともに非常にいいものがたくさんありました。

アートバーゼル2018

アートバーゼル2018

アートバーゼル2018

新人の現代アート作家だけではなく、大御所のピカソ、シャガール、ミロ、フォンタナ、
ジャコメティ、デシャン、村上隆、草間彌生さんの作品が見るだけではなく、
美術館級の作品を買うことができるのです!

(安いものだと100万円から高いと数億円レベル)

アートバーゼル2018
こんな面白系のアートから

アートバーゼル2018
ゲテモノ系のアートもあれば。(すみません。m(_ _)m)

アートバーゼル2018
教科書でよく見るようなピカソの作品もあれば、

アートバーゼル2018
これも、ピカソの作品。(ピカソの作品は、たくさんありました。)


アートバーゼル2018
イギリスの現代アート作家、Grayson Perryの作品や

村上隆
日本の村上隆の作品まで。

数多くの作品が、ギャラリーごとに展示されていました!


さて、顧客層はと言えば、8割近くは欧米人。
どちらかというと女性が多かった気がしました。


アートバーゼル2018

年配の夫婦から20-30代の人までとばらばらで、
アジア系(中国人、日本人)もチラホラと見ました。

超お金持ちや有名人は、VIP向けのオープニングセレモニーに
参加しているとのことで、今日見た人々は、富裕層、一般人。

(と言っても、私より、全然お金持ちなのでしょうが。。(笑)

アートを買うというよりかは、アートフェア自体を楽しんでいるのかなと思いました。

アートバーゼル2018

今回、1日中、良質の作品を見て回り、今日一日だけで、私の現代アートを見る目、
かなり養われたように思います。(あの絵が良かったなど、判断基準ができました。)


アートバーゼル2018
この絵、最初見たときは、悪くないかなと思いましたが、後半、もう一度見ると、
私にとっては、ちょっと色彩が、きついかなと思いました。

アートバーゼル2018
これも、最初の頃、インカぽくって、悪くないなと思いましたが、後で見ると、
色彩がどぎつくて、私の感覚には合わなくなってました。


シャガール
こちら、シャガールの作品。以前、東京のアートフェアでもなぜかシャガールの作品が、
私の目に止まりました。私の感覚と合っているのかもしれません。

落ち着いてシャガールの色彩とイマジメーションを掻き立てるのが好きです。

私は、ビビって値段を尋ねることができませんでしたが、
同行していたフランスの友人が値段を聞いたところ、
価格は、265万ドル(2億7000万円)とのことでした。



と、こんな感じで楽しめましたし、勉強になりました!


現代アートのいいところは、古美術品と比べると、カラフルで力強く、
ダイナミックでエネルギッシュな作品があるというところです。


一方、古美術は、地味で大人しそうに見えるが、力強く、
静かなパワーを秘めて、細工も細かいものなのかなと思います。


現代アートにも、古美術にもそれぞれの良し悪しがありますが、
ただ、価格面でいうと、古美術(骨董)の方が割安かなと思ってます。

今回のアートバーゼルで、コレクターとして、もっと頑張ろうという想いを強くしました。
(量より、質。できるだけ、質を高めていくことを目指します。)


世界の気になる美術館リストを更新しました。
(意外に結構なスピードで進めています。
ブログに書くと、実現化しやすくなるので、お薦めです。)

この記事が面白かったらクリックしてください。
↓↓
にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ

ご訪問、ありがとうございます!

スポンサーサイト

地方在住のガンダーラコレクターに会ってきた! - 2018.06.04 Mon

東京から電車で3時間。

コレクター

地方に住んでいるガンダーラコレクターのHさんに会ってきました。


コレクター歴40年、ガンダーラを中心に収集している方です。好みも私と同じで、
ガンダーラでもヘレニズム文化の匂いが漂うようなものを集めています。

昼前の11時に到着し、夜の7時までいろいろ見せてもらいました。

奥さんには、手料理もいただき、感謝です。m(_ _)m


また、ガンダーラに関して、いろいろと教えていただき大変勉強になりました。

例えば、初期(2-3世紀)と後期(3-4世紀の)のガンダーラ像の見分け方は。

ガンダーラには、主に石、ストゥッコ(漆喰)、テラコッタからなるものがある。

ガンダーラの良い出来のものは、2世紀から3世紀前半が多く、
ガンダーラ初期(2世紀)は、良い石を使っている。(黒色)



後年になると、大量に作ることから、石像も雑になったり、素材も良くないものが多い。


ストゥッコ(漆喰)の像は、主にガンダーラ後期。

ストゥッコ(漆喰)の場合、型を作ってヘラで多少直すものもあれば、
位置から手作り物ももあるらしい。

だから、型で作ったものは、同じようなものがいくつも存在するとか。


初期のブッダは、ブッダと供養者の大きさが同じくらい。
ただ、後年になるとブッダの大きさが供養者よりも大きくなる。


また、贋作かどうかの見分け方の一つにパティナ。

これは、長年、土の中に埋まっていると、泥が結晶化するそうです。

ただ、パティナがないからと言って、それが贋作であるとは限らず、
ディ-ラーや持ち主が洗い落としたり、磨いたりしているケースもあるそうです。

他、修復跡にも気をつけたほうがいいそうです。

上手なものは、なかなか見抜けないそうです。
粉を溶かして、練り込むと言う方法を使うそうですが、石に水をかけると、
本来の石の部分と、修復した跡とでは、染み込み具合が違うとか。


ちなみに、ガンダーラで値段が高いのは、女性像。

あと、日本にガンダーラを初めて紹介したのは、あの山中商会。


その後、人気が出てきたが、1990年位から偽物が出始めたとか。

以上、Hさんにいろいろと教えてもらった内容です。


40年近くのノウハウの一端、教えていただきありがとうございました。m(_ _)m


この記事が面白かったらクリックしてください。
↓↓
にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ

ご訪問、ありがとうございます!

アートフェア東京2018に行ってきました。今年の気になる作家は? - 2018.03.10 Sat

今日、東京の国際フォーラムで開催中のアートフェア 東京2018に行ってきました!


アートフェア東京

入場料が3500円と、骨董市などと比べてかなり高いのですが、
参加者も多く、今年も賑わっていました。


また、このアートフェア、現代アートのギャラリーだけではなく、
一流どころの古美術商も出店していて、かなりクオリティーは高かったです。

個人的には、現代アートと古美術の組み合わせは、非常に良いと思ってます。


さて、アートフェアのいいところは、美術館よりもエンターテイメント性があり面白く、
また、色々な作家さんがいるので、自分が気になる絵や物を見つけることができるということです。


あと、、平均10~30万円の価格帯の作品が多く、
なんとか頑張れば手に入るという事もうれしいです。

アートフェア東京

アートフェア東京

アートフェア東京

アートフェア東京

外国人のお客さんやディーラーなども多いようで、中国人、韓国人、
フランス人、ドイツ人など、ギャラリーに交渉している人たちを見かけました。


さて、今回のアートフェアで私が気になった作家さんをご紹介します!

アートフェア東京

三澤憲司さんの「泉」という作品。

実は、去年も気になった作家さんでしたが、この鎖が
なんとも無重力感を出している感じで、気になる作品でした。

アートフェア東京

あと、稲葉友宏さんの作品。

この作品も、個人的には、もののけ姫に出てくるような自然と動物の同化している感じ?
なんと書けば良いのか分かりませんが、気になる作品でした。


あと、写真は、ないのですが、平良志季さんの妖怪をテーマにした作品。


1990年生まれの若い女性作家ですが、なかなかいい作品だったと思います。
(ほとんどの作品が、すでに売却済みでした。)


それと、現代アートではないのですが、古美術商の去来さんも出店していて、
縄文土器、土偶などを販売していました。


それが、なんとも良く、クオリティーが高いものばかりで、縄文土器って、
こんなのだったけ?といい意味で印象を与えてくれるものでした。

ただ、すでに、ほとんどが売却済みで、話を聞いた所、
案内を送った時点で、ほとんどの品が予約が入ったとのことでした。

値段は、数十万、100万円を越えるものがあるにも関わらずです。

縄文土器も、なかなか根強いコレクターがいるようです。


明日も、開催していますので、興味がある方は、是非、行ってみることをオススメします!

他の骨董ブログは、こちら。
↓↓
にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ

ご訪問、ありがとうございます!

意外と知らない日本美術のルーツ。 - 2017.10.02 Mon

面白い動画を見つけました!

ガンダーラの第一人者である田辺勝美教授の話による
ギリシアから日本にきた神々の話です。


ガンダーラに興味はない人でも、日本の骨董に興味はある人は、
非常に興味深い内容で、驚く話も多いかと思います。


・日本の狛犬の源流は、ペルシャから?
・日本の風神は、ギリシャからやってきた?!
・戦国武将が使っていた腰掛けの源流は、メソポタミア文明から?!
・お釈迦様のボディーガードは、ヘラクレス神!



中央大学の知の回廊 第78回(協力:平山郁夫シルクロード美術館)2010年

うーん。話を聞いていると、日本の仏像を知る上で、ギリシャ神話、
ガンダーラ美術は、欠かすことができないです。

美術作品は、細部にこそ重要な心理が隠されている!

と語る田辺教授。

学ぶことは、まだまだ多いです。

他の骨董ブログは、こちら。
↓↓
にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ

ご訪問、ありがとうございます!

ガンダーラ美術に対する謎。 - 2017.09.12 Tue

ガンダーラや骨董の勉強をしたいと思っても、
正直、専門書や美術書がたくさんないのが現状です。


これが、日本の陶器や刀剣などでしたら、専門書がたくさんあるのでしょうが。。

だから、自分で勉強していかなければいけません。

あとは、古美術商の所に顔を出した際に、色々と聞くのが一番です!


【疑問1】

さて、以前から、ふと思っていたことなのですが、ガンダーラ仏(像)は、
基本的に、2~3世紀、3~4世紀みたいな感じで区分されることが多いです。


私のコレクションのガンダーラの石像は、全て3~4世紀(だと言われている)の物です。

でも、古美術商の人は、どうやってこれが、2~3世紀の物だとか、
3~4世紀の物だとか判断しているのでしょうか?

別に放射線分析などしているわけでもなく、何か特徴があるのだろうか??



【疑問2】

また、アレキサンダー大王が東方遠征を行いギリシャ植民地を、
各地に建設したのは、紀元前(BC)320年頃。


そして、ガンダーラの石像が出てくるのが、紀元(AD)2~4世紀のものです。

この間、500年近い期間、空白の期間があります。


アレキサンダー大王が残したギリシャ植民地があった場合、仏像ではなく、
この500年の間に多くのギリシャ的な彫刻が残っているはずなのですが、
あまり聞きません。それは、一体なぜなのか??


さて、第1の疑問に対してです。

これが、ガンダーラ仏に関して言うのであれば、結構、簡単です。

なぜなら、ガンダーラ美術の開始時期はパルティア治世の紀元前50年-紀元75年とされ、
クシャーナ朝治世の1世紀~5世紀にその隆盛を極めました。


その後、5世紀にはガンダーラにエフタルが侵入し、その繁栄は終わりを告げたのです。

ブッダは、偶像崇拝を認めておらず、当初、仏教信仰に仏像は用いられず、
仏塔(ストゥーパ)を拝んでいたそうです。

仏塔

そして、1世紀末頃から、民衆の間で、仏像を求める声が高まり、
また、当時の政治的な思惑もあり、急速にガンダーラ仏が作成され始めました。


ガンダーラ

だから、ガンダーラ仏といえば、紀元2~4世紀という扱いになるのです。

そして、ガンダーラ美術は、石製彫刻((片岩製)から始まりますが、
その後、3世紀ごろからストゥッコ(漆喰)製彫刻が盛んに造られるようになります。

(片岩の種類:角閃片岩、緑泥片岩、雲母片岩など)

ストゥッコ像についていえば、特にアフガニスタンのハッダが有名です。

だから、材質、特徴、様式などからある程度の時代は、当てることが出来るという訳です。
(分からなくても、あ、2世紀~4世紀のものだよと適当に言っても当たります。(笑)

ただ、これは、ガンダーラ仏に関してであり、私のようなギリシャ彫刻ぽいガンダーラ像の場合、
ガンダーラ仏以前に作成されたものはなかったのかな??と疑問は残ります。


次に、疑問2に対して考えてみることにしてみます。

アレキサンダー大王が、東方遠征をしてからガンダーラ美術が生まれるまで、
この間、250年ほどありますし、ガンダーラ美術が生まれてから、
ガンダーラ仏が製造されるようになるまで、200年ほどの間があります。


この間の美術は、どんな物があったのだろうか?

まず、時代的に見てみると、

紀元前320年:アレキサンダー大王の東方遠征
紀元前255年頃 - 紀元前130年頃: グレコ・バクトリア王国

(その後、匈奴に追われた大月氏により滅びる。)
1世紀から3世紀頃:クシャーン朝時代(イラン系の王朝)

と言った流れになります。

純粋なギリシャの流れを組むのが、グレコ・バクトリア王国で、
公用語も古代ギリシャ語だったようです。

実は、ほとんどこの時代の遺跡は発掘されていないようで、
アレキサンダー大王の植民地がどこだったのかの特定もできていないとか。

1961年にアイ・ハヌム遺跡というグレコ・バクトリア時代の遺跡が発見されました。

ギリシャ人の国家であったことを証明する遺跡で、世紀の大発見!
1964年から1978年まで発掘調査をしていましたがソ連のアフガニスタン侵攻で中断。


遺跡も、戦場となり、破壊されてしまったそうです。。。。
それ以降、きちんとした発掘は、今なお行われていません。

アイ・ハヌム
アイ・ハヌムで見つかった紀元前2世紀ごろのコリント式柱頭

ゼウスの足
ゼウス神像左足断片 前3世紀


実際には、もっとこの時代の遺跡や彫像などがあるのでしょうが、
発掘されていないだけなのでしょう。


アレキサンダー大王から、グレコ・バクトリア王国。
その後、時を経てガンダーラ美術の開花、ガンダーラ仏の作成。


さらに、ガンダーラ仏により、仏教がさらに布教され、飛鳥時代、552年(欽明天皇13年)に
百済の聖王により釈迦仏の金銅像と経論がもたらされ、日本人が仏教を知ることになりました。



他の骨董ブログは、こちら。
↓↓
にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ

ご訪問、ありがとうございます!

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

tomotopus2

Author:tomotopus2
骨董にはまった駆け出しコレクターが、骨董に関するあれこれからコレクションの収集までの悪戦苦闘の日々を綴ります。

カテゴリ

骨董コレクターへの第一歩 (61)
骨董ジャンル (30)
ガンダーラ美術(ヘレニズム) (13)
現代アート (10)
日本刀(短刀) (1)
コレクション (6)
骨董・アート関連書籍(書評) (20)
美術館、骨董市、展示会、オークション、古美術商情報 (21)
歴史ネタ (3)
海外放浪記 (25)
カンボジア旅行記 (8)
イラン旅行記 (7)
フランス・スイス旅行記 (7)
中国・台湾旅行記 (2)
徒然なるままに(非日常ネタ) (16)
自己紹介 (2)

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

訪問者数

問い合わせ・コンタクト

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する