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2018-09

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遠い国からやってきた日本の狛犬。(ガンダーラのライオン像) - 2018.07.07 Sat

古代におけるライオン。

メソポタミア、エジプト、アケメネス朝ペルシャ、ギリシャにおいて、
ライオンのモチーフは、権力の象徴として用いられています。

ガンダーラ美術にもライオン像がありますが、ペルシャやギリシャの
猛々しいライオンとは違い、なぜか愛嬌があり、可愛らしい気がします。


ガンダーラライオン

ガンダーラライオン
ガンダーラのライオン像(紀元2~4世紀)


だから、気になり、少し調べてみることにしました。


まず、ライオンの分布図。
ライオン分布

昔は、アフリカ、地中海、アラブ、インドと広範囲に生息していたようです。

(今では、ずいぶんと生息域が減少しています。。)

エジプトライオン
これは、エジプトの水中で発見された紀元前700年頃のライオン像。

ライオン ギリシャ
こっちは、紀元前3世紀ごろのギリシャのライオン像。

今度は、私が昨年、ペルセポリスで写真撮ったものです。

ペルセポリス

ペルセポリス
アケメネス朝ペルシャのペルセポリスのライオン像。

いずれのライオンも猛々しく、リアルなライオンです。
古代においてライオンは「 百獣の王」であり、勇気・力(権力)・王権の象徴でした。

ただ、紀元2-4世紀のガンダーラのライオンは、牙が抜かれたようなライオンです。

ガンダーラ
ガンダーラのライオン像(紀元2~3世紀)


なぜこんなにかわいくなってしまったのか?理由をいつか知りたいものです。


ちなみに、オリエントのライオンは、ガンダーラ、中国を経て、
日本にも伝わり、狛犬になっています。


狛犬


狛犬

ちなみに、この獅子舞や狛犬に見られる渦巻紋。

古代アッシリアまで遡ってみると、レリーフにあるライオンの肩の所には、必ず、この渦巻紋がついています。
ガンダーラのライオン像にもこの印はあり、日本の狛犬が、オリエント、ガンダーラからやってきた証拠でもあります。


遠い日本へようこそ♪


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世界最大級の現代アートフェアー、アート・バーゼル2018にやって来た! - 2018.06.16 Sat

スイス北西部の都市バーゼルで毎年6月に開催される
世界最大級の現代アートフェアー、アート・バーゼルに来ています。


アートバーゼル2018

アートバーゼル2018

世界中から富裕層、コレクター、投資家が一斉に集まり、
世界中から厳選されたアートギャラリーが集うアートの祭典。

(出品作家数4千人、来場者7万人を数えるそうです(2013年)。

今年は、6月14日から17日の4日間。

以前から一度、見てみたいと思ってましたが、去年は仕事が忙しく、
という言い訳で行きませんでしたが、今年は、無理して3泊4日間で
参加することにしました。

(今年は、年初のブログに書いたように、感動する年にするのです!)


昨日、スイスに到着し、今朝11時のオープンから19時の閉館までずーと見て回りました。

世界最大のアートフェアということだけあり、
量、質ともに非常にいいものがたくさんありました。

アートバーゼル2018

アートバーゼル2018

アートバーゼル2018

新人の現代アート作家だけではなく、大御所のピカソ、シャガール、ミロ、フォンタナ、
ジャコメティ、デシャン、村上隆、草間彌生さんの作品が見るだけではなく、
美術館級の作品を買うことができるのです!

(安いものだと100万円から高いと数億円レベル)

アートバーゼル2018
こんな面白系のアートから

アートバーゼル2018
ゲテモノ系のアートもあれば。(すみません。m(_ _)m)

アートバーゼル2018
教科書でよく見るようなピカソの作品もあれば、

アートバーゼル2018
これも、ピカソの作品。(ピカソの作品は、たくさんありました。)


アートバーゼル2018
イギリスの現代アート作家、Grayson Perryの作品や

村上隆
日本の村上隆の作品まで。

数多くの作品が、ギャラリーごとに展示されていました!


さて、顧客層はと言えば、8割近くは欧米人。
どちらかというと女性が多かった気がしました。


アートバーゼル2018

年配の夫婦から20-30代の人までとばらばらで、
アジア系(中国人、日本人)もチラホラと見ました。

超お金持ちや有名人は、VIP向けのオープニングセレモニーに
参加しているとのことで、今日見た人々は、富裕層、一般人。

(と言っても、私より、全然お金持ちなのでしょうが。。(笑)

アートを買うというよりかは、アートフェア自体を楽しんでいるのかなと思いました。

アートバーゼル2018

今回、1日中、良質の作品を見て回り、今日一日だけで、私の現代アートを見る目、
かなり養われたように思います。(あの絵が良かったなど、判断基準ができました。)


アートバーゼル2018
この絵、最初見たときは、悪くないかなと思いましたが、後半、もう一度見ると、
私にとっては、ちょっと色彩が、きついかなと思いました。

アートバーゼル2018
これも、最初の頃、インカぽくって、悪くないなと思いましたが、後で見ると、
色彩がどぎつくて、私の感覚には合わなくなってました。


シャガール
こちら、シャガールの作品。以前、東京のアートフェアでもなぜかシャガールの作品が、
私の目に止まりました。私の感覚と合っているのかもしれません。

落ち着いてシャガールの色彩とイマジメーションを掻き立てるのが好きです。

私は、ビビって値段を尋ねることができませんでしたが、
同行していたフランスの友人が値段を聞いたところ、
価格は、265万ドル(2億7000万円)とのことでした。



と、こんな感じで楽しめましたし、勉強になりました!


現代アートのいいところは、古美術品と比べると、カラフルで力強く、
ダイナミックでエネルギッシュな作品があるというところです。


一方、古美術は、地味で大人しそうに見えるが、力強く、
静かなパワーを秘めて、細工も細かいものなのかなと思います。


現代アートにも、古美術にもそれぞれの良し悪しがありますが、
ただ、価格面でいうと、古美術(骨董)の方が割安かなと思ってます。

今回のアートバーゼルで、コレクターとして、もっと頑張ろうという想いを強くしました。
(量より、質。できるだけ、質を高めていくことを目指します。)


世界の気になる美術館リストを更新しました。
(意外に結構なスピードで進めています。
ブログに書くと、実現化しやすくなるので、お薦めです。)

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地方在住のガンダーラコレクターに会ってきた! - 2018.06.04 Mon

東京から電車で3時間。

コレクター

地方に住んでいるガンダーラコレクターのHさんに会ってきました。


コレクター歴40年、ガンダーラを中心に収集している方です。好みも私と同じで、
ガンダーラでもヘレニズム文化の匂いが漂うようなものを集めています。

昼前の11時に到着し、夜の7時までいろいろ見せてもらいました。

奥さんには、手料理もいただき、感謝です。m(_ _)m


また、ガンダーラに関して、いろいろと教えていただき大変勉強になりました。

例えば、初期(2-3世紀)と後期(3-4世紀の)のガンダーラ像の見分け方は。

ガンダーラには、主に石、ストゥッコ(漆喰)、テラコッタからなるものがある。

ガンダーラの良い出来のものは、2世紀から3世紀前半が多く、
ガンダーラ初期(2世紀)は、良い石を使っている。(黒色)



後年になると、大量に作ることから、石像も雑になったり、素材も良くないものが多い。


ストゥッコ(漆喰)の像は、主にガンダーラ後期。

ストゥッコ(漆喰)の場合、型を作ってヘラで多少直すものもあれば、
位置から手作り物ももあるらしい。

だから、型で作ったものは、同じようなものがいくつも存在するとか。


初期のブッダは、ブッダと供養者の大きさが同じくらい。
ただ、後年になるとブッダの大きさが供養者よりも大きくなる。


また、贋作かどうかの見分け方の一つにパティナ。

これは、長年、土の中に埋まっていると、泥が結晶化するそうです。

ただ、パティナがないからと言って、それが贋作であるとは限らず、
ディ-ラーや持ち主が洗い落としたり、磨いたりしているケースもあるそうです。

他、修復跡にも気をつけたほうがいいそうです。

上手なものは、なかなか見抜けないそうです。
粉を溶かして、練り込むと言う方法を使うそうですが、石に水をかけると、
本来の石の部分と、修復した跡とでは、染み込み具合が違うとか。


ちなみに、ガンダーラで値段が高いのは、女性像。

あと、日本にガンダーラを初めて紹介したのは、あの山中商会。


その後、人気が出てきたが、1990年位から偽物が出始めたとか。

以上、Hさんにいろいろと教えてもらった内容です。


40年近くのノウハウの一端、教えていただきありがとうございました。m(_ _)m


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アートフェア東京2018に行ってきました。今年の気になる作家は? - 2018.03.10 Sat

今日、東京の国際フォーラムで開催中のアートフェア 東京2018に行ってきました!


アートフェア東京

入場料が3500円と、骨董市などと比べてかなり高いのですが、
参加者も多く、今年も賑わっていました。


また、このアートフェア、現代アートのギャラリーだけではなく、
一流どころの古美術商も出店していて、かなりクオリティーは高かったです。

個人的には、現代アートと古美術の組み合わせは、非常に良いと思ってます。


さて、アートフェアのいいところは、美術館よりもエンターテイメント性があり面白く、
また、色々な作家さんがいるので、自分が気になる絵や物を見つけることができるということです。


あと、、平均10~30万円の価格帯の作品が多く、
なんとか頑張れば手に入るという事もうれしいです。

アートフェア東京

アートフェア東京

アートフェア東京

アートフェア東京

外国人のお客さんやディーラーなども多いようで、中国人、韓国人、
フランス人、ドイツ人など、ギャラリーに交渉している人たちを見かけました。


さて、今回のアートフェアで私が気になった作家さんをご紹介します!

アートフェア東京

三澤憲司さんの「泉」という作品。

実は、去年も気になった作家さんでしたが、この鎖が
なんとも無重力感を出している感じで、気になる作品でした。

アートフェア東京

あと、稲葉友宏さんの作品。

この作品も、個人的には、もののけ姫に出てくるような自然と動物の同化している感じ?
なんと書けば良いのか分かりませんが、気になる作品でした。


あと、写真は、ないのですが、平良志季さんの妖怪をテーマにした作品。


1990年生まれの若い女性作家ですが、なかなかいい作品だったと思います。
(ほとんどの作品が、すでに売却済みでした。)


それと、現代アートではないのですが、古美術商の去来さんも出店していて、
縄文土器、土偶などを販売していました。


それが、なんとも良く、クオリティーが高いものばかりで、縄文土器って、
こんなのだったけ?といい意味で印象を与えてくれるものでした。

ただ、すでに、ほとんどが売却済みで、話を聞いた所、
案内を送った時点で、ほとんどの品が予約が入ったとのことでした。

値段は、数十万、100万円を越えるものがあるにも関わらずです。

縄文土器も、なかなか根強いコレクターがいるようです。


明日も、開催していますので、興味がある方は、是非、行ってみることをオススメします!

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意外と知らない日本美術のルーツ。 - 2017.10.02 Mon

面白い動画を見つけました!

ガンダーラの第一人者である田辺勝美教授の話による
ギリシアから日本にきた神々の話です。


ガンダーラに興味はない人でも、日本の骨董に興味はある人は、
非常に興味深い内容で、驚く話も多いかと思います。


・日本の狛犬の源流は、ペルシャから?
・日本の風神は、ギリシャからやってきた?!
・戦国武将が使っていた腰掛けの源流は、メソポタミア文明から?!
・お釈迦様のボディーガードは、ヘラクレス神!



中央大学の知の回廊 第78回(協力:平山郁夫シルクロード美術館)2010年

うーん。話を聞いていると、日本の仏像を知る上で、ギリシャ神話、
ガンダーラ美術は、欠かすことができないです。

美術作品は、細部にこそ重要な心理が隠されている!

と語る田辺教授。

学ぶことは、まだまだ多いです。

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