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2018-09

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クメール美術ガンダーラ美術との相違点。文化の国、カンボジアより(カンボジア体験記。) - 2018.07.20 Fri

今、カンボジアのシェムリアップに来ています。

アンコールワットなどの遺跡群がある街で、今回が2回目の滞在です。

クメール文化は、9世紀から15世紀に東南アジアに一大勢力を築いた文明です。

その後、滅亡し、アンコールワットの遺跡は、19世紀頃まで忘れ去られていました。

カンボジア

ヒンドゥー教、そして、仏教が混じり合っているのが特徴ですが、
遺跡の多くには、その面影が見られます。



私の好きなガンダーラ美術は、仏教に影響を受けていますが、
ヒンドゥー教とは一体何のか?この機会に調べてみました。


ヒンドゥー教の前身は、紀元前2000年頃にアーリア人がイランからインド北西部に侵入し、
彼らは前1500年頃ヴェーダを成立させ、これに基づくバラモン教を信仰しました。


その後、ヒンドゥー教は紀元前5 - 4世紀に顕在化し始め、
紀元後4 - 5世紀に当時優勢であった仏教を凌ぐようになったそうです。

ちょうど、ガンダーラ美術が消えていく、5世紀頃が
インドやその周辺における転換期なのかもしれません。


アンコールワットのクメール美術は、5世紀以降の
インド美術に強く影響を受けていると思います。

(そもそもヒンドゥー教自体、インド発祥なので、宗教とともに美術も伝播したのでしょう。)

以前の旅行のときには、気にしませんでしたが、今回の旅行で、
ふとガンダーラとの類似性が少しあることに気づきました。

カンボジア
宮殿などを守るコブラ(ヒュドラ?)とライオン像。

カンボジア
これ、ガンダーラ美術にも見られるモチーフです。

ちなみに、これは、アンコールワット周辺で撮影したお気に入りの写真です。

カンボジア
まるで生きているかのような猿の彫像。というか、本物の猿でした。(笑)

カンボジア
遺跡を眺める猫。

カンボジア
当時の漁が伺える生き生きとしたモチーフ。これは、すごく好きです。

カンボジア
苔の中に埋もれている石像


アンコールワットを見て思うのは、どんなに偉大な文明だったとしても、
滅亡してしまうという事実。

カンボジア

カンボジア

カンボジア

アンコールワット遺跡は、幸運にもジャングルに埋もれ、長く、破壊や略奪の手から
逃れていましたが、1000年前の遺跡ですら、こんな発見時は、風化や崩壊が
進んでいたそうなので、2000年前(紀元前)に近い遺跡は、ほぼ消滅してしまっているのでしょう。

文明とは、何なのか?

カンボジアを見ていると、まだまだ発展途上国で日本と比べると暮らし向きが、
え?と驚くような部分があります。

半裸で仕事していたり、貧しい生活をしていたり、道路の舗装も凸凹。

でも、そこには、笑顔があるし、たくましく行きているカンボジア人がいます。

カンボジア

カンボジア

文明は、文化を駆逐するとあるように、もし、もっと発展し、科学技術が浸透すれば、
これらの生活も失われていくのかもしれません。


果たして、生活を向上し、金銭的に豊かになることがいいことなのか?


先進国である日本人や欧米人は、発展途上の国を上から目線で見がちかもしれませんが、
それは、間違っている考え方なのかもしれません。


自然とともにあり、遺跡とともにある彼らにとっては、骨董品収集をしたいと思わない気がします。
なぜなら、その辺に日常的にたくさんあるものであり、収集するものではありません。
(このことは、前回、スイスを旅行した際にも感じたことです。)

一方、文明が進み、文化が貧しくなった国は、
骨董収集やアート収集に励むのかもしれないと感じています。


今、先進国でアート収集が盛んになっているのは、文化を求めている反動かもしれません。
(特に、顕著なのが、アメリカで、ここ最近は、中国です。そして、私も。)

骨董収集、アート収集をしている意味に気づき、文化を取り戻すことは、
行き過ぎている文明の発達を止めることになるでしょう。


最後に、カンボジアで見た最高のアート。(日没です。)

カンボジア

カンボジア

残念ながら、曇りがちでしたが、それでも、一瞬、太陽の光が素晴らしく輝きました!


以上、文化の国、カンボジアでの体験で、3泊4日の旅行でしたが、
本日、文明の国、日本へ帰国します。


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スイス旅行に見る。古い町並みに囲まれた中世の生活。周りは、骨董だらけ。 - 2018.06.23 Sat

スイス旅行のまとめです。

今回、短い滞在でしたがドイツ国境近くのバーゼルから
首都ベルン、かつての要塞都市フリブールを見て回りました。

スイスの不思議なところは、同じ国の中に、言語が3,4つ存在していることです。

バーゼルは、ドイツに近いことからドイツ語が話されます。
フランス語は、あまり話せる人はいませんでした。

首都ベルンでも、やはりドイツ語がメイン。でも、フランス語が話せる人が増えてきます。

ベルンからもう少し下ったフリブールでは、フランス語が話されていました。

ちょっと不思議な感覚でした。


それと、今回、強く思ったのは、フランスと比べてスイスは、古い街並みが更に残ります。

スイス
バーゼルの街。ドイツに近く、ドイツ色が見受けられる賑やかな街です。

スイス

スイス
こちらは、スイスの首都、ベルン。未だに石畳が残ってます。

Suisuvoyage20180608.jpg
かつての要塞都市、フリブール。のんびりとした町並みでした。

スイス

教会も多く、教会の鐘が頻繁になっていました。

田舎町だと、それこそ、15分おきになり、夜中も鳴り、朝6時には、長めに鳴ってました。。
毎日聞いていると、ノイローゼになりそうです。(もしくは、慣れるのか。。。)


街を歩いていると、古い建物、中世の彫刻、看板、噴水などが到るところで目に入りました。


スイス
家の門には、きれいな飾りがありました。こういう物が残り、石造りだからこそ、
ヨーロッパの家は、古いほど、家の価値が上がります。日本には、減価償却されるので、
古い家の価値は、残念ながら低くなります。


スイス
中世のギルドや宿屋をイメージするような看板。日本では、昔の看板はありません。。

スイス
面白いデザインの噴水は、たくさんあります。

こんな環境で暮らしていると、骨董品、アンティークには興味を持たないのかもしれません。


想像してみてください。

もし、中世や江戸時代のような環境で暮らしていたとすると、骨董品を買おうと思いますか?

どちらかというと、フェラーリのような車や最新の機械の方に興味を持つようになるのでは?
ふとと思いました。


だからこそ、逆に、現代アートが人気が出るのかもしれません。

伝統的な住居と現代アートの組み合わせは、いいコンビネーションです。


欧米人が、現代アートに興味を持つのは、そういう意味もあるのかもしれないです。。。

ただ、アメリカには、そもそも古美術品がないし、町並みも新しいので、
古美術品や現代アート両方に興味を持つのでしょうが。。。

正直、実際のところ、どうだかよく分かりません。
(でも、私だったら、こんなに古いものに囲まれていたら、
骨董品収集はしていないだろうなと思いました。)


いつの日か、欧米の現代アートや古美術のコレクターの人に、
どう考えているのか、いろいろと話しを聞いてみたいものです。



とまあ、3日間ではありましたが、こんな風に新たな発想、
考えを与えてくれる有意義な旅でした。


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フランスの骨董市情報とフランス人事情。 - 2018.05.14 Mon

フランス人は、日本と違い家の内装にかなり凝ります。

その理由は、友人、知人を家に招待する機会が非常に多いから、
自然と、内装にも注意するのかもしれません。

ただ、これまであまり骨董収集している人にはあったことがなく、
どちらかと言うと、絵や現代的なオブジェがメインな気がします。


フランスのどの街にも、アンティークショップがあります。
(日本と違い、敷居は低く、値段もお手軽です。)


週末には、Brocante(ブロカン)というフリーマーケットがあります。

ここコルシカ島にも、日曜日に開催されていました。

アンティーク フランス

アンティーク フランス

10ユーロ払えば、誰でも参加できるそうです。

アンティーク フランス

アンティーク フランス

アンティーク フランス

ただ、どちらかと言うと、骨董品というよりかは、日常生活品ですが、
値段は、非常に安いので掘り出し物に会える機会があるかもしれません。


あとは、Marché aux puces(蚤の市)があります。


他に、パリでは、クリニョンクールと言う場所にアンティークショップがたくさんあり、
ルイ王朝時代のものなど良いものがありますが、値段もそれなりです。


以上、フランスで骨董品を見つける場所の情報です。

機会があれば、是非、一度、フランスの骨董屋を訪ねてみてください。


フランス人の特徴としては、あまり高いものにお金を掛けず、
安いものを購入し、それをうまく飾るのが上手です。


ちょっとした飾りで、生活の質を高める。

仕事で疲れている我々日本人も、ちょっと部屋の内装を変えみるのも良いかもしれません。


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フランス人画家宅にお邪魔中。 - 2018.05.12 Sat

さて、コルシカ島では、画家のお宅にお邪魔しています。

Serge

画家と言っても、世界的に有名な画家というわけではなく、
もともと、私のホームステイ先でかれこれ20年くらいの付き合いです。


Serge

Serge

私がお世話になっていたマダム(御年90歳、まだまだ元気)、
その娘婿のSさんが画家(会社勤めしながら画家、今は退職し、芸術活動三昧)で、
Sさんとその息子が不動産開発をしています。

Serge

その孫は、私のガイドです。(笑)

私が、アートに興味を持ったり、私の生き方に影響をもたらしたのは、
彼らのおかげと言っても間違いはないと思います。



今年は、刺激的な年にする!という目標を達成するべく!


そして、ふと、人生も立ち止まり、原点に帰り、ゆっくりするのも、
次のステップのためには、必要なことだと思います。


もともと、20年前に、フランスに留学したのも、現実逃避でした。
でも、今では、そのおかげで人生の糧になっています。


Serge

一見、無駄に思える行為、寄り道が実は大事なのかもしれません。

美の島、コルシカ島にて。

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美の島、コルシカ島 - 2018.05.11 Fri

ペルー旅行がキャンセルとなり、急ぎ、予定を変更し
フランスのコルシカ島にやってきました。


コルシカ島

コルシカ島は、ナポレオンの生まれ故郷。

以前は、コルシカ島に来るまで、荒廃した土地とイメージをなぜか抱いてました。


フランスのリゾート地と言えば、日本では、南仏コート・ダジュールが有名です。
でも、実は、欧州の中では、コルシカ島の方が、高級リゾート地として、知られています。


コルシカ島

人が少なく、自然が溢れ、ほとんど開発されていません。

コルシカ島

開発したくても、開発出来ない理由があります。

その理由は、コルシカ島にはコルシカ・マフィアがいるからです。

コルシカ島の人に言わせると、誰でも簡単に土地を買えるわけではなく、
また、フランス本土や海外資本が無理やり開発をしようとすると、爆破されるそうです。

かつて、海外の大手ホテル企業が、大規模なホテルを作り、
ビーチを独占しようとした際、そのホテルは爆破されたそうです。


フランス本土からやって来た企業が、クラブを作ろとした時も爆破されたそうです。

ただ、コルシカ・マフィアの流儀として、爆破しても人は殺さず、建物だけを爆破するのだとか。


しかも、そういう状態だから、逆に、変なことも出来ず、
治安もフランス本土と比べると非常に良いです。


コルシカ島

コルシカ島


大自然が残り、治安が良いからこそ、欧米の富裕層が好み、この島にやって来るといいます。


コルシカ島が「美の島」「地中海に浮かぶ最後の楽園」と呼ばれる所以です。


今の時期は、まだ、ヴァカンスシーズンではないので、浜辺にはあまりいませんが、
これが、7月、8月になってくると、観光客で溢れてきます。


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