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2017-03

現代アートと骨董フェアの違い、客層、雰囲気。 - 2017.03.22 Wed

先週末、アートフェア東京2017を見に行ってきました。

アートフェア1

現代アートのフェアでしたが、正直、美術館に行くよりも楽しかったです。

様々な作品があり、ディ-ラーもいたり、来場者も多く、活気に溢れていました。

作品も、想像したよりも安い価格のものがあり、頑張れば手が出せる範囲でした。
(安いもので言えば、5万円。20万円でそこそこ。高いものだと100万円以上。)

アートフェア2


年明けに参加した日本最大級の骨董市、骨董ジャンボリーと比べると、結構違っていたのが面白かったです。

【骨董ジャンボリー】
業者:年配の業者が多い。
客層:40代~50代の客層。
雰囲気:業者も客層も年齢層が高いだけに、全体的に若干地味な感じ。
商品:ピンきりですが、名品は多いとは言えない。
盛り上がり度:そこそこ。でも、活況とは言えないかも。

【アートフェア東京】
業者:スーツで決めたディ-ラー、(美人な)外国人などがいた。
客層:20代~30代の客層。おしゃれな人や風変わりな人も多い。外国人も結構いた。
雰囲気:さすが、現代アートと言うだけあり、スタイリッシュな雰囲気。
商品:若手の作品が多い。値段も安いもので5万円。そこそこで20万円。
盛り上がり度:かなり盛り上がっていた様子。入場料も2800円で強気の価格で、この盛り上がりはすごい。

とまあ、こんな感じでした。

現代アートと骨董を比較すると、やはり、流れは現代アートかなと思います。


確かに、見て面白いなと思ったのは、アートフェア東京であり、
骨董ジャンボリーは、骨董市の規模が大きい版でしかないような。。


ちなみに、当日、配布されていたパンフレットの中に、興味深いデータがありました。


古美術の購入層は、あまり現代美術を購入しないが、
若い現代アートの購入層は、古美術を買う割合が高い。


また、古美術、洋画、彫刻、現代美術などの「美術品市場」(2431億円)
グッズやカタログなどの「美術品関連品市場」(403億円)
美術館入場料、芸術祭などの「美術関連サービス市場」(507億円)

これらの総額は、推計3341億円で、日本の映画市場規模の2171億円。
アニメ市場規模の1847億円などのコンテンツ産業を上回る規模だとのこと。
(出所:アートフェア東京2017年公式カタログ)


骨董も現代アートも、同じ芸術です。


ただ、芸術に対する流れが若干変わってきている気がします。

これは、現代人の好みの変化なのか?それとも、業者の努力なのか?

ただ、まだまだ美を求める多くの人がいるんだなと安心することができるアートフェア東京でした!



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贋作家が語る贋作(アート)の世界 - 2017.03.12 Sun

今日、この本を読み終えました。


”ピカソになりきった男 ” 著:ギィ・リブ

実際にあった贋作家の話です。

個人的には、表紙にある宣伝文句と比べると、微妙かなとも思いましたが、
それでも、美術界における贋作の世界の話が分かり面白かったと思います。

ただ、少々、話を盛っているような気もしてどこまで信用していいかは分かりません。
あと、本の中で、通常なら「私」と一人称とするところをあえて、「俺」としていた点。
若干、違和感を感じました。。。


本の中で、面白かったのは、コレクターは、偽物だと分かっていても買っていたという所。

著者のギィ・リブさんのオリジナルの絵より、他人に自慢するために、
偽物でもピカソ、シャガールと言った有名画家の絵を欲しがったという点。


贋作でも、鑑定家に証明書を出してもらうことができれば、
それが、本物として認められてしまう事。

また、業界ぐるみで、贋作ビジネスに手を染めていたりすること。

などなど、やはり、芸術とは何なのだろうか?と思う内容でした。


人を感動させる芸術とはなんだろうか?
贋作は、やはり、芸術にはなりえないものなのか?




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骨董収集は、貴族の嗜み。 - 2017.03.08 Wed

今、読んでいる本は、この本。


「ロンドン骨董街の人びと」著:六嶋 由岐子

イギリスの一流骨董商で働いた六嶋さんが書いたイギリスの骨董商、コレクター達の話。

古き良きものをこよなく愛するイギリス人。
同時に、彼らの階級社会、社会問題、かつての大英帝国の名残などが、
この本を通じて垣間見えます。

日本とは違うイギリスの骨董事情。なかなか面白いです!


ちなみに、イギリスでは、骨董収集や美術収集は、貴族のたしなみだそうです。
(日本だと、金持ちの道楽か変人扱いですけどね。(笑)


ところで、ふと思いましたが、世界中で骨董好きな国民はどこなのでしょうか?

恐らく、イギリスなのでは?と思いますが、2番めは?

日本人は、どのくらいの骨董好きなのか?

また、国により、収集しているものなども違いそうです。。。

各国の骨董屋の数を調べ、店舗数の増減。
オークションでの売れ行き、購入者の国籍。


など調べてデータを取るのも面白そうだなと思いますが、そこまで手が回りません。


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現代アートの雄(雌)。草間彌生展に行ってみた。 - 2017.03.04 Sat

今日、六本木の国立新美術館で開催中の草間彌生展を見てきました。

草間彌生展

カラフルな絵が多く、素晴らしかったと思います。

壁一面にカラフルな絵が飾ってあったのは、圧巻でした。

そうそう、こう絵が集まることもないと思うので、是非、一度、行ってみてください。

草間彌生

草間彌生


ただ、今でこそ、草間さん、文化勲章を受賞し、現代アートの第一人者となりましたが、
アメリカ活動中は、日本ではほとんど評価されず、メディアからも結構、叩かれたそうです。


実家の両親も、肩身の狭い想いをしていたと自伝にありました。

そう考えると、アートとは何なのだろうか?と、考えてしまいます。(いつものことですが。。)

結局のところ、周りの言葉には惑わされず、自分自身の美を見る目を養うことこそ、
大事なのだと思います。



さて、先日、とある画家にお願いしていた作品が、完成し、受け取りました。

ただ、正直、ちょっと微妙でした。。。(ですので、ブログではお見せしません。)

今回、学んだのは、やはり、発注ではなく、すでにある絵を買ったほうが良いということです。

同じ画家でもテーマによって、絵も違うし、使う色も違ってくる。
(私が好きなガンダーラも、一重にガンダーラと言っても色々なデザインがあるのと同じです。。)

それと、もう一つ言えるのは、現代アートは、まだ、評価が定まっていないので、安く買えます。

(ただ、草間さんみたいになるともう手は出せません。)

問題なのは、評価が定まっていないだけに、処分したいときには難しいです。

逆に、骨董の場合は、現代アートのように値段が上る可能性は少ないですが、
評価が定まっているだけに、換金の必要の際には、換金しやすいというメリットがあります。

その辺り、今回、勉強になりました。

いろいろとまだ模索中ですが、やはり、現時点では、ガンダーラやオリエント、
ギリシャ系の骨董品が、私には、やはりしっくりくるようです。



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人類の産業革命は、1000年早まっていた可能性が。。。古代ギリシャの恐るべき科学技術。 - 2017.02.11 Sat

古代ギリシャと言えば、芸術、哲学などが人類史上で非常に栄えた文明です。

古代ギリシャの彫刻、鋳造技術は、世界でも最高峰で、
素晴らしいものがたくさんあります。

しかし、その技術や作品の多くは、失われてしまいました。


ところが、古代ギリシャは、芸術、哲学以外の分野でも非常に優れていたそうです。


その分野といえば、科学技術だそうです。


1901年にアンティキティラの沈没船から見つかった謎の歯車。

アンティキティラ島の機械
アンティキティラ島の機械

当初、研究者達の間では、これが何なのか分からなかったそうです。

数十年に渡る研究の結果、ようやくこれは、紀元前150 - 100年頃に
制作された世界最古の複雑な科学計算機だと分かりました。


アンティキティラ島の機械 復元
アンティキティラ島の機械(復元図)

18世紀の時計と比較しても遜色ない作りで、30以上の歯車を持ち、
太陽、月やその他の天体の位置を計算するためのものだったそうです。


これまで、古代ギリシャの機械の存在は、文献などでたまに登場していたそうですが、
誰もが、これは想像上のものだと考えていました。

また、古代ギリシャがローマに征服された後、青銅像の鋳造技術同様、
これからの科学技術も失われてしまったそうです。


それらの技術があったことを示す歴史家なども、書こうにも詳しいことが分からなかったため、
大衆受けする内容に留め、徐々に、歴史上からもその存在が消えていき、1000年後の
11世紀にヨーロッパで時計が作られるようになるまで、その技術の復活を待たなければいけませんでした。



産業革命は、このぜんまい仕掛けの時計の技術を基に発展していったことを考えると、
もし古代ギリシャの科学技術が失われていなければ、人類の産業革命は、
1000年は早まっていたとか!!!!

なんとも壮大な話で、ワクワクすると同時に、古代ギリシャの偉大さが分かる話です。
(逆に、それ以降の歴史は、何をしていたの?と思ってしまいます。)

こんなワクワクさせてくれる古代史は、やはり、私は大好きです。


アンティキティラ島の機械について詳しく知りたい方は、この本をオススメです!




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